Handmade Jewelry by Nao goldwork
25年も前のことですが、イリアス・ララウニス (Ilias Lalaounis)
のニューオータニ店で粒金による金製品を見つけ、その完成度に驚きました。
1995年には、オンライン コミュニティ「Ganoksin」が誕生しました。
この専門家サイトで、アーハルト・ブレポール教授による粒金技法の解説
「Goldsmithing Granulation Technique」を読むことができました。
Prof. Dr. Erhard Brepohl
https://www.ganoksin.com/article/goldsmithing-granulation-technique/
当時、私はインドネシアのバリ島に行く機会が何回かありましたが、
粒金の工房では教授の解説のとおりの方法で制作が行われていました。
私は制作している方から材料や作り方をお聞きすることができました。
これを技法解説にまとめました。参考になればありがたく思います。
現在、世界では、粒金技法の訓練コースがいくつも開講されており、
画像検索(gold granulation)により、粒金の作品を見ることができます。
イリアス・ララウニスは、粒金を付した作品を受注生産しています。
また、その過去の作品を購入することも可能です。
Akeloとして知られるAndrea Cagnettiの功績は大きく、その作品は
博物館に収蔵されていますが、インターネットで見ることができます。
また、ザフィロ(Zaffiro)のように優れた作品を発表し、
評価を得ている会社がでてきています。
https://lalaounis.com/product/
https://www.akelo.it/en/jewelry/
https://zaffirojewelry.com/
(工程 1)溶解した金を落下急冷し、飛び散った金粒を大きさで選別し粒金を用意する。
(工程 2)純銅の小片を加熱し、焼成酸化させ、酸化した表面から酸化銅の粉末を作成。
(工程 3)乾燥した豆をすりつぶし、焼成時に炭素を放出させるための原料粉末を作成。
(工程 4)酸化銅粉と炭素原料粉末を練り、粘り気があり塗布に適したペーストを作成。
(工程 5)粒金を接合させる金製品に粒金を接合させる箇所の印を油性ぺん等で付ける。
(工程 6)直径0.5mm程のペーストを接着箇所に付け、上に粒金を押しつけ、乾燥を待つ。
(工程 7)乾燥により粒金が固定できたら、炭やバーナーなどの還元雰囲気で加熱する。
(工程 8)酸化銅は還元され、液相の金属銅へ変化し、粒金と金製品を接点で接合する。

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